前回ご紹介した、トイレでひらめいた「ホラートイレットペーパーオブジェ」。

完成した実物を、ボランティアで開催している講座の生徒さんたちに見せたところ、ある生徒さんからこんな面白いアイデアが飛び出しました。
「先生、これカップラーメンストッパーにしたら面白いんじゃないですか?」
「……それだ!!」
その場の思いつきのようなひ十言でしたが、自分の頭の中で一気にアイデアのギアが切り替わりました。
「ただ載せるだけ」じゃつまらない
せっかくカップ麺ストッパーにするなら、単にトイレットペーパーからカップ麺の上へ引越しさせるだけじゃ芸がありません。

「カップ麺×ホラー」で最高にクスッと笑える演出にするにはどうしたらいいか……? そこからさらにアレンジを加え、行き着いたのが『麺髪(めんがみ)貞子』です。
- 髪の毛を「ラーメンの麺」にアレンジ あの垂れ下がった黒髪を、ちぢれ麺のようなディテールに変更。
- 頭には「どんぶり」を装着 井戸の代わりに、ラーメンどんぶりからぬーっと這い出てくるスタイルに!
- 手を上向きにして「箸置き」ギミックをプラス 両手を上向きの角度に微調整したことで、なんとお箸をしっかり持たせることができるようになりました(笑)。
3Dモデリングで細部まで微調整を重ね、カップ麺のフタをしっかり押さえつつ、お箸までキープしてくれる頼もしい(?)相棒へと生まれ変わりました。

モノづくりは「人の視点」で加速する
自分一人で考えているとどうしても発想が固くなりがちですが、こうして誰かに見せたときに出てくる「ちょっとした一言」や「無茶振り」こそが、新しいアイデアの宝庫だと実感しました。
熱々のお湯を注いで3分間。 フタの上で「麺の髪」を振り乱し、お箸を掲げながらジッと耐える彼女の姿は、なかなかの存在感です(笑)。
「役に立たないけれど、毎日のふとした瞬間がちょっと愉快になる」
そんなクスットワークスらしいユーモアを、これからも日常の隙間に仕込んでいきたいと思います!
